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● 2月のビール類 前年を12%下回る 缶商品好調もビールは26%減
2021年2月のビール類市場は前年比12%のマイナスとなった。緊急事態宣言地域における飲食店の休業や時短営業が長期化しており、コロナ禍の状況がいつまで続くのか、先行きは依然不透明だ。
ビール4社の2月の販売数量は、ビールが26%の大幅減となったのに対し、発泡酒は6%増、新ジャンルは4%減に留まった。
このうちキリンビールの2月のビール類販売数量は前年比98%の微減にとどまった。ビール計は96%だったが、「一番搾り」缶は6%のプラスとなり、「一番搾り 糖質ゼロ」の好調もあり「一番搾り」ブランド計の缶は80%の大幅増を記録した。発泡酒は市場の6%増を上回る8%増。健康志向の高まりを背景に「淡麗グリーンラベル」が11%、「同プラチナダブル」も19%の大幅なプラスとなった。新ジャンル計は6%減で市場を下回ったが「本麒麟」は4%増、「のどごし<生>」は14%の大幅減。
RTD計は28%、「氷結」ブランド計は13%のプラスで前年を上回った。
アサヒビールは2月のビール類販売金額が前年比24%、1月との累計で27%の大幅減。2月の「スーパードライ」販売数量は37%減。緊急事態宣言の延長・外出自粛の影響により樽容器の販売数量が前年の4割に留まった。「スタイルフリー」は、健康志向の高まりを受けて3%増となり、5ヶ月連続の前年超えを実現、1月との累計では6%増。3月は前年比約1割の増産を予定している。「クリアアサヒ」は累計で20%減。
ビール類以外の2月の販売金額の前年対比は、洋酒78%、RTD75%、ワイン83%、焼酎78%。アルコールテイスト清涼飲料は94%。
(つづきは紙面をお読みください。)
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